小松基地航空祭中止へ 9月、コロナで受け入れ難しく

2020/06/02 01:52

 航空自衛隊小松基地が9月21日に開催予定の「航空祭inKOMATSU」を中止する方向で調整していることが1日、関係者への取材で分かった。新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況で全国から10万人規模を安全に受け入れるのは困難と判断したとみられる。中止は3年ぶりで、同基地が近く発表する。

 

 小松基地の航空祭は第303、306飛行隊、飛行教導群「アグレッサー」がF15戦闘機で訓練の成果を示し、松島基地(宮城県東松島市)所属のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」による曲技飛行なども目玉となっている。昨年は12万9千人(主催者発表)が訪れた。

 

 ただ、今年は感染リスクが高まる不特定多数の「密集」、「密接」を避けられないため、開催を断念せざるを得ない状況となった。中止は台風が接近した2017年以来で、6月時点で方針が固まるのは異例。00年以降では01年が米同時多発テロ、11年がF15の燃料タンク落下事故を理由にそれぞれ取りやめとなった。

 

 小松基地は今週中にも中止の方針を決定するとみられる。