伊藤新監督「選手と成長を」 サンダーバーズ - 富山県のニュース | 富山新聞社

サンダーバーズの監督就任後、初めて書いたサインとともに意欲を込める伊藤氏=高岡市内のホテル

伊藤新監督「選手と成長を」 サンダーバーズ

2017/12/09 02:08

 元ヤクルトの伊藤智仁氏(47)は8日、ルートインBCリーグ・富山GRNサンダーバーズの監督に就任した。伊藤氏は高岡市のホテルニューオータニ高岡で会見に臨み、「一人でも多くNPB(日本野球機構)に送り、活躍できる選手を育てる。富山のファンと喜びを分かち合い、選手とともに自らも成長していきたい」と抱負を述べた。

 

 監督を初めて務める伊藤氏は、守備を中心としたチーム作りを目指すとし、「明るくて、ユニホームを着ると真剣になる、元気はつらつなチームにしたい」と力を込めた。

 

 選手の育成については「プロとして大事なのはコンディショニング。いい技術はいい肉体に付いてくる。フィジカル、メンタルについても、しっかり教育したい」と意欲を示した。

 

 伊藤氏の代名詞である高速スライダーについては、「いつでも教えるが、習得できるかは向き不向きがある。選手に合った変化球を教えたい」と話した。

 

 伊藤氏は富山以外の独立リーグのチームからもオファーがあったとし、「球団社長の熱い思いを聞いて富山に決めた」と述べた。

 

 富山の印象については1993年6月、富山市で行われた巨人戦を挙げ、「乱闘あり、乱打戦ありの思い出がある」と振り返った。

 

 監督就任に関し、元ヤクルトの古田敦也氏から激励を受けたそうで、「『必ず1回は(応援に)来る』と言われた」と語った。

 

 永森茂社長は「伊藤氏と言えば圧倒的なスライダー。あんな投手を育ててもらいたい。富山を投手王国にしてほしい」と期待した。

 

 伊藤氏は京都市出身、花園高、三菱自動車京都を経て、1992年のドラフト1位でヤクルトに入団、150キロ超の直球と代名詞の高速スライダーを武器に7勝を挙げて新人王に輝いた。通算成績は127試合で37勝27敗25セーブ、防御率は2・31。アマ時代にはバルセロナ五輪で銅メダルを獲得した。2003年に現役を引退し、04年からヤクルトで投手コーチを務め、今季で退任した。