5日から富山県内のトンネル区間で携帯電話の不感地帯が解消される北陸新幹線=JR富山駅

富山県内全区間で通話可能 北陸新幹線の携帯電話、5日から

2018/03/03 01:50

 JR西日本、携帯電話3社、北陸総合通信局は2日、北陸新幹線の富山駅から富山・新潟県境までの9カ所のトンネル内で、5日からスマートフォンや携帯電話での通信・通話が可能になると発表した。金沢―富山間は昨年12月に不感地帯が解消しており、これで富山県内の全ての区間で通信・通話が可能となる。

 

 富山・新潟県境までのトンネルの出入り口に基地局を整備し、内部に光ケーブルやアンテナを配した。富山―黒部宇奈月温泉の上中島など7トンネル、県境付近に位置する朝日トンネル、新親不知(おやしらず)トンネルの西側までのトンネル区間約17キロで新たに整備が完了した。

 

 北陸新幹線は東京-金沢全区間約450キロの約4割(166キロ)がトンネル区間で、2016年6月から高崎-安中榛名(あんなかはるな)間の約4キロで携帯電話の利用が可能となった。

 

 3月末までに上田―安中棒名も整備が完了する計画で、残りの工事未着手区間も20年までに全ての整備が完了する。

 

 2日、富山市の県民会館で、濱島秀夫北陸総合通信局長、林邦宏ドコモCS北陸常務、渡辺道治KDDI理事・北陸総支社長兼中部総支社長、黒見寛人ソフトバンク西日本技術本部関西保全運用統括部統括部長らが会見した。

 

 濱島局長は「東京五輪までに全ての区間での解消を目指す」とあらためて整備計画を示した。蔵堀祐一県観光・交通・地域振興局長は「観光面やビジネス客にとって使いやすくなった北陸新幹線を、さらにPRしていきたい」と話した。