花山車を収納した新たな山蔵=小矢部市八和町

花山車、解体せず収納 小矢部・石動曳山祭、御坊町の山蔵完成

2018/03/11 02:04

 4月29日に小矢部市内で行われる石動曳山祭の山町の一つである御坊町(ごぼうまち)に、新たな山蔵(収蔵庫)が完成した。花山車(はなやま)を組み立てた状態で収納できるのが特徴で、住民の解体や組み立ての負担軽減につながる。同市八和町の現地で10日、完成式が行われ、住民ら約30人が伝統継承へ意気込みを新たにした。

 

 鉄骨平屋建ての新たな山蔵は幅約3・8メートル、奥行き約6・5メートル、高さ約9メートル。40~50年前に造られた以前の山蔵は町内から約800メートル離れた畠中町にあり、維持管理する上で不便さを感じる住民もいた。

 

 今年度から市の補助制度が拡充されたことを受け、昨秋から新たな山蔵の建設を進めていた。新山蔵の完成に伴い、宵祭で花山車を展示し、地元住民らに見てもらうことができる。

 

 御坊町は、将来的に解体や組み立てが必要となった時に備え、組み立て作業の様子を撮影。映像を保存して、ノウハウを継承していく考えだ。

 

 完成式では、読経の後に桜井森夫市長ら出席者が焼香した。御坊町町内会の神島均会長は「町内一丸となって花山車を保存し、若手の後継者に継承していきたい」と話した。

 

 御坊町の花山車は1752(宝暦2)年に創建され、石動地区に伝わる11の花山車で最も古く、御坊町内会を構成する6軒で維持している。