踊りの練習に臨む児童=富山市岩瀬小

岩瀬の伝説題材にオペラ 「飛びだんご」児童練習

2018/07/24 01:52

 富山市岩瀬小で23日、28日の第71回岩瀬みなと祭・白えび祭で披露するオペラ「飛びだんご」の踊りの練習が行われた。出演する1~6年生の児童26人が、振り付けを考えた日本舞踊家の花柳松香さんと「花柳松香会」の会員から指導を受けた。みなと祭で「飛びだんご」が上演されるのは初めてで、イベントを通じて埋もれていた岩瀬の魅力を発信する。

 

 岩瀬地区には、戦国時代に岩瀬の松林に住み、人に危害を加えていた魔物を、大村城(富山市海岸通)の城主、轡田豊後守(くつわだぶんごのかみ)が退治した際のエピソードを基にした「飛びだんご」の伝説が残る。苦戦した轡田豊後守が神仏の加護を祈ったところ、雲間からだんごが飛んできて口に入り、力がみなぎったという。

 

 この伝説を下敷きにしたオペラは、50年以上前に作られた。これまではほとんど上演されていなかったが、みなと祭のコーディネーターを務める花柳さんが71回目を機に、地元の魅力を掘り起こそうと、上演を決めた。

 

 児童はこの日、富山交声合唱団が演じるオペラの途中と最後に踊る「わらべ踊り」を練習した。だんごを食べた轡田豊後守に力がみなぎる様子を、だんごに見立てた花飾りなどを使ってかわいらしく表現した。

 

 花柳さんは「今年は岩瀬まだらの日本遺産認定などもあり、原点を見直す祭にしたい」と意気込みを示している。

 

 みなと祭の会場となる岩瀬カナル会館では、伝説にちなんだ菓子「飛びだんご」の引換券やシロエビせんべいなどの配布を行う。西日本豪雨の被災地に贈る義援金を募る箱も設置する。