BCリーグ・西地区チャンピオンシップで力投する湯浅投手=9月17日、坂井市の三国運動公園野球場

サンダーバーズの右腕・湯浅に高評価 25日にドラフト会議

2018/10/18 01:50

 NPB(日本野球機構)のドラフト会議が25日に迫り、県関係では県内の高校から2人、ルートインBCリーグから4人が指名候補に挙がっている。中でも、富山GRNサンダーバーズの高卒1年目、最速151キロ右腕・湯浅京己投手(19)には、獲得意志を示す「調査書」が全12球団のうち半数以上から届くなど注目度が高く、球団史上初の本指名が期待される。

 

 湯浅投手は今季、先発として15試合に出場、防御率5・72だった。投手経験が約2年と浅く、伊藤智仁監督は「即戦力にはならないが、まだまだ伸びる可能性がある。ゆくゆくは1軍ローテに加われる可能性を秘めている」と評する。

 

 湯浅投手は三重県出身で、聖光学院高(福島)に進学した。入学後間もなく腰の成長痛を抱え、2年の秋までマネジャーを務めた。「何度も野球を辞めようとしたが、自分に負けたら人生終わり」と再起を誓い、同年冬に選手に復帰、内野手から投手に転向した。

 

 昨年のBCリーグ・ドラフト1位で富山に入団し、183センチの長身から繰り出す角度のあるストレートと縦に割れるスライダーが強み。伊藤監督と2人で8月中旬から9月下旬まで「ミニキャンプ」を行い、つきっきりで指導を受けた。キャッチボールのパートナーである元巨人・乾真大投手からも助言を受け、9月の西地区チャンピオンシップで151キロを投げた。

 

 野球ができる喜びを富山でかみしめ、1週間後に迫ったドラフトへ、湯浅投手は「待ち遠しい。毎日がドキドキワクワク。どの球団でも、育成でももちろん行かせてもらう」と運命の日を待つ。

 

 NPB球団から届く調査書は、指名する可能性のある選手に対して、経歴などを確認するための書類。独立リーグの選手はドラフト会議に向けてプロ志望届を出す必要がなく、調査書が一つの目安となる。富山GRNサンダーバーズでは、湯浅投手のほか、菅谷潤哉投手、河本光平内野手、海老原一佳外野手にも調査書が届いている。

 

 県内の高校生からは、高朋の佐々木愛輝外野手、魚津工の酒井啓佑内野手がプロ志望届を出している。大学生はゼロだった。