一般民家に納入されたオオダレ=氷見市堀田

五箇山の雪囲い民具「オオダレ」注文最多 一般民家で人気高まる

2018/12/18 01:54

 南砺市の相倉合掌造り集落保存財団による伝統的な雪囲い用の民具「オオダレ」の注文が今冬、過去最多の45枚となった。一般民家からの人気が高まったためで、財団は17日までに今冬納品分の受注を打ち切り、来冬に生産する分の注文を受け付けている。

 

 財団は、もともと合掌造り集落の景観を守るために毎年10枚ほどのオオダレを製作、販売していた。昨冬は福井県大野市の国重要文化財「旧橋本家住宅」の屋根改修に使用する分の注文を受けて24枚を出荷するなど生産量が一気に増え、過去最多の38枚を作った。

 

 17日は財団職員が小林板金工業(氷見市堀田)の小林春男代表(70)の自宅を訪れ、6枚を納品した。小林さんは中庭の窓ガラスを覆うのに使用する予定で「子供のころ、祖父が雪囲いに使っていたのを思い出した。懐かしく、自然の品の暖かみ、優しさを感じる」と話した。