器具の使い方を見せる大野社長=高岡市野村の古城製作所

安全・簡単、缶のガス抜き器具 高岡銅器の技術力応用

2018/12/19 01:54

 高岡市の銅器メーカー古城製作所は、スプレー缶のガス抜きを安全かつ簡単にできる器具を開発し、全国の自治体に四半世紀にわたって累計40万本を販売してきた。製品名は「カンペッカー」で、内容物の飛び出しや発火を防止するスポンジが付いている。

 

 金づちとくぎを使っての穴開けは、慣れない女性には難しく、衝撃で出た火花で発火する恐れもある。古城製作所の先代社長大野政弘さんが1993年に意匠登録した器具は、てこの原理を用いるため、軽い力で穴が開けられる。冷蔵庫に取り付けられるマグネット付きでアルミ缶とスチール缶の分別に役立てられる。

 

 市販はしておらず、北海道から九州までの自治体が家庭向けに配布したり、ごみ集積所に設置したりしており、毎年のように追加注文がある。大野政治社長(44)は「高岡銅器の技術力を生かした製品は丈夫で壊れないと評価をもらっている」と話した。