雪のないとなみ夢の平スキー場=19日、砺波市内

県内スキー場、雪不足恨めし

2018/12/20 01:50

 暖冬の影響を受け、富山県内の各スキー場のゲレンデでは19日現在、ほとんど雪がなく、3連休となる今週末からの開業がピンチとなっている。雪に恵まれた昨季とは打って変わっての雪不足に、スキー場関係者は恨めしそうに空を見上げる。

 

 富山市の立山山麓スキー場は、今季のオープンを15日に予定していたが、ゲレンデにはむき出しの地面が目立つ。19日の山頂付近の積雪は約20センチで、山麓には雪がほとんどない。滑走可能になるには新雪が1メートルは必要という。

 

 運営する大山観光開発の北野良昭専務は「クリスマス前の3連休までに雪が降ってほしい。この時期に積雪がないと年末年始に影響する」と不安をのぞかせる。

 

 21日に開業を控える南砺市のイオックス・アローザスキー場の積雪は上部で約20センチ、下部では雨で雪が解けてほとんどない。医王アローザの上田匡人チーフマネジャーは「冬休みが始まると家族連れが増える。早く雪が降って、スキー場で皆さんの笑顔を見たい」と今後の降雪に期待する。

 

 22日にオープンを予定する富山市の牛岳温泉スキー場の積雪は頂上で約5センチ、下部には山の形に積み上げられた人工雪がある。開業1週間前までには圧雪機でならしてコースを仕上げる予定だったが、人工雪を造っても雨で解け、まとまった雪が確保できていない。

 

 同スキー場の中澤栄三所長は「山間部だけでも雪が降ってほしい。このままでは人工雪でのオープンも間に合わないかもしれない」と話した。砺波市のとなみ夢の平スキー場も23日に開業を予定するが、雪がまったく積もっていない。

 

 富山地方気象台によると、来週24日は上空に寒気が入り、平野部でも雪が降る見込みだが、数日後には暖気が入り、暖かくなると予想している。