スマホを活用した万葉線の乗客調査=高岡市内

スマホで乗客調査 万葉線対策協が実証実験

2018/12/21 02:00

 万葉線対策協議会は20日、高岡市と射水市を結ぶ路面電車・万葉線の乗客調査にスマートフォンを活用する実証実験を始めた。スマホを乗降口に設置し、人数を数えるアプリで自動的に集計する。多くの人手が必要な乗客調査の負担を大幅に軽くでき、万葉線の活性化策の検討に役立てられる。

 

 アプリ「ストアログ」は、はんぶんこ(高岡市)の東海裕慎社長ら県内のシステムエンジニアらが11月に開発した。スマホのカメラの前を通った人を自動的に認識して数える。衛星利用測位システム(GPS)により、電停ごとの乗降客を把握できる。

 

 実証実験では、車両1編成の乗り口と降り口の計4カ所に向けてスマホを1台ずつ設置した。乗降数はパソコンに送信され、データを分析すれば乗客の行動パターンをつかむことが可能となり、効果的な利用促進策を検討できる。

 

 この日は調査員が乗客に協力を呼び掛ける旅客流動調査も同時に行われた。この調査結果と比較してスマホによる集計の精度を見極め、今後の実験を検討する。

 

 万葉線対策協議会のメンバーである高岡市総合交通課の担当者は「スマホによる調査なら数え漏れが起きにくい。乗客数を把握して、万葉線の活性化策につなげていきたい」と話した。