高岡市内の書店に平積みされている高松さんの単行本

珠洲育ちの女子高生描く 射水出身の漫画家・高松さん

2019/02/15 01:49

 射水市出身の漫画家高松美咲さん(26)が、珠洲市から東京の高校に入学した主人公を描く作品「スキップとローファー」が人気を集めている。月刊アフタヌーン(講談社)で連載されており、第1巻が14日までに発売された。高松さんは「珠洲育ちの主人公を通して北陸の雰囲気を感じてほしい」と話している。

 

 高松さんは射水市出身で、高岡西高、金沢美大(油絵専攻)を卒業し、母の実家がある珠洲市にもゆかりが深い。大学在学中から漫画を描きはじめ、3年生の時に「箱庭のこども」で同誌新人賞の佳作となった。4年生になって「アメコヒメ」で単行本デビュー、2015年に「カナリアたちの舟」で初めての連載を始めた。

 

 「スキップとローファー」は、15歳の主人公・美津未が官僚になるエリートコースの人生設計を思い描いて進学し、さまざまな人と向き合いながら成長していく物語。高松さんが子どもの頃から慣れ親しんだ珠洲の自然風景や土地の人柄、心のよりどころとなる故郷への思いが織り交ぜられている。

 

 素直で前向きな性格の主人公が、珠洲の方言で地元の友達とやりとりする姿もほほえましく描かれる。高松さんは「射水や珠洲で感じたことを少しずつ描いていきたい」と作品への意欲を見せた。