高架化された下り線ホームで合図を受けて出発する列車=あいの風とやま鉄道富山駅

あいの風高架ホーム利用開始 富山駅で式典

2019/03/05 01:45

 あいの風とやま鉄道富山駅の下り線高架ホームは4日、利用が始まった。同鉄道の上下線とも高架化が完了し、北陸新幹線への乗り換えなど利便性が向上した。富山駅で記念式典と出発式が行われ、関係者が新たな装いとなった県都の玄関口の完成を祝い、今後整備が進められる駅南北の一体的な街づくりに期待を寄せた。

 

 高架化により、北口と南口で分かれていた改札口が高架ホーム下に一本化された。新しい下り線ホームからエスカレーターで降りた先に北陸新幹線の改札口があり、従来のように陸橋を渡ることなくスムーズな移動が可能となった。

 

 式典で石井隆一知事は「北陸新幹線の沿線でも立派なまちづくりをしていると言われるように、活性化に向け全力で取り組む」と話した。堂故茂参院議員や吉岡幹夫北陸地方整備局長、高野行雄県議会議長、森雅志富山市長らが順に祝辞を述べた。高架化された下り線ホームで出発式が行われ、富山発泊行きの列車に出席者が「出発進行」と合図を送った。

 

 富山駅では2015年4月に上り線ホームの供用を開始し、下り線ホームの工事が進められていた。4月下旬に改札口前から駅北口へ通じる幅約5メートルの歩行者用仮通路が完成する。9月末に仮舗装などで南北自由通路の一部が開通し、来年3月に南北自由通路の整備と路面電車の南北接続が完了する。