出発の合図とともに発車する観光列車「一万三千尺物語」=富山駅

「一万三千尺物語」が発車 観光列車、富山駅から

2019/04/07 02:17

 あいの風とやま鉄道(富山市)の観光列車「一万三千尺物語」は6日、運行を開始した。乗客が列車名の由来となった立山連峰と富山湾の絶景を楽しみ、地物の魚などを使ったすしや料理を堪能した。

 

 一万三千尺物語は3両編成で、午前11時発で富山-泊間を往復する「富山湾鮨コース」と、午後3時28分発で富山-高岡-黒部-富山の順に巡る「懐石料理コース」の2本が運行した。

 

 乗客は、テーブルや天井、床に氷見産のひみ里山杉を用いた落ち着いた内装の車内でくつろぎながら、車窓の景色を眺めた。ガイドが景色の見どころを紹介し、懐石コースでは新元号の典拠となった万葉集についての説明もあった。

 

 鮨コースの乗客は、新鮮な地物のネタと富山米新品種・富富富(ふふふ))のシャリを使ったすし、懐石コースの乗客は、ホテルニューオータニ高岡のエグゼクティブスーパーバイザーを務める伊佐武二氏監修の料理を味わった。伝統工芸品や特産品が並ぶギャラリーなども楽しんだ。

 

 富山駅のホームで行われた出発式では、日吉敏幸社長が「地域に愛され、ふるさと発展していきたい」とあいさつ、宮口良一駅長と池上想乃果さん(同市月岡小4年)、想汰君(同2年)のきょうだいが出発の合図をして、チンドン演奏とともに列車が発車した。

 

 一万三千尺物語は土日祝日を中心に走り、4月末からの10連休は5月1日を除き運行する。