田中市長(左)に志民憲章を提案する島田実行委員長=南砺市城端伝統芸能会館じょうはな座

南砺の土徳文化、未来へ継承 ローカルサミット閉幕

2019/10/28 01:42

 地方を主役にした新たな暮らし方を考える「ローカルサミットNEXTin南砺」は最終日の27日、南砺市城端伝統芸能会館じょうはな座で開かれた。島田優平実行委員長が、南砺で培われた「土徳文化」の継承や、南砺を「一流の田舎」だと体感することを盛り込んだ「南砺幸せなSDGs志民(しみん)憲章」を田中幹夫市長に提案し、田中市長は実現に意欲をみせた。

 

 「土徳」は、人を育む土地の力などを指す。10項目からなる志民憲章の最初の項目に「健やかで美しい暮らしと祈り、そして常に感謝を絶やさない土徳文化を、しっかりと未来世代へ継承していくことが何より大切」と表記した。

 

 最後の項目には、市民が「一流の田舎南砺が世界に誇れる豊かなふるさとであること」を体感し、子どもたちが暮らしていきたいと思える地域になるよう取り組むことを記した。

 

 農業の拡大、ものづくりや伝統芸能・祭りの継承、森林価値の最大化、郷土への誇りと愛着を育む教育、新たな交通手段の構築、幅広い交流、住民自治の浸透と協働、通信技術の活用などが盛り込まれた。

 

 志民憲章は、26日に城端別院善徳寺で行われた基調講演や10分科会を経てまとめられた。志民憲章を受け取った田中市長は「具現化をどうしていくか伝えながら、形にしていきたい」と話した。

 

 27日は10分科会の報告が行われた。市内外の12人による大討論会では、2011年に南砺市で開催された第4回ローカルサミットで実行委員長を務めた川合声一市商工会長が、美しい水路をアピールした米や農産物の生産、加工を推進することが大事だと述べた。

 

 市内からは、島田実行委員長や大福寺の太田浩史住職、市地域づくり協議会連合会の松本久介会長、国際有機公社の吉田剛社長、ほっこり南砺の中山明美代表が登壇した。