中曽根遺跡で見つかった粘土採掘坑を説明する町田主査(手前左)=高岡市中曽根

土器や粘土採掘跡確認 高岡の中曽根遺跡で発掘説明会

2019/12/15 01:30

 高岡市中曽根の中曽根遺跡の発掘調査で、約1800年前、弥生後期~古墳時代のものとみられる土器や、土器に使われる粘土の採掘跡が見つかった。14日は現地説明会が開かれ、近隣住民ら約50人が当時の暮らしぶりに思いをはせた。

 

 中曽根遺跡は庄川右岸の射水平野西部にあり、県文化振興財団埋蔵文化財調査課によると、9月から始めた発掘調査で、土器のほかに中国宋時代の銅銭や陶磁器などが出土した。溝や穴も見つかり、水田の水路や粘土採掘坑として使われていたことが確認された。

 

 説明会では同調査課の町田賢一主査が「良質な粘土があり、土器の材料や農耕に利用された」と話した。出土品は県埋蔵文化財センターで展示される。

 

 発掘調査は、県道姫野能町線の改良工事に伴い行われた。来年度中に終了し、遺跡は埋められる。