氷見魚市場に水揚げされたひみ寒ぶり=1月25日、氷見市内

氷見かんぶり、今季終了 漁協が宣言 3年連続2万本割れ

2020/02/02 01:30

 氷見漁協(氷見市)は1日、富山湾を代表するブランド魚「ひみ寒ぶり」について、今季の出荷を終了すると発表した。累計本数は1万7646本で、3年連続で2万本に届かない不漁だった。終了宣言後もブリの水揚げは続く見込み。市内の民宿、料理店は今月末まで「ひみぶりフェア」を開催中で、市観光協会は「魚がとれなくなったわけではない」と来訪を呼び掛けている。

 

 出荷期間は74日(市場開設日は58日)で、1月19日に終了宣言した昨季よりも24日長かった。

 

 今季は昨季より11日早い11月20日に出荷開始が宣言された。11~12月の水揚げは9907本で昨季を下回った。1月に入ってペースが上向き、14日に前年実績の1万4125本を超えた。3年ぶりに2万本超えが期待されたものの、1月下旬に入って水揚げが落ち込んだ。氷見漁協などでつくる氷見魚ブランド対策協議会が2月1日の188本で出荷終了を決めた。

 

 2万本以上は2016年度以来出ていない。ひみ寒ぶりの認定基準がたびたび変更しているため単純比較はできないが、大漁の年は千本を超す日が続く。今季は千本を超えた日は1日だけだった。

 

 豊漁とはいえないものの、出荷量は比較的安定し、かき入れ時に魚が確保できた市内の料理店や民宿は安堵する向きがあった。鮮魚店からは「形のいい魚が目立ち、お客さんには喜んでもらえた」との声が聞かれた。

 

 昨季は終了宣言後、料理店などで予約のキャンセルが出る一方で、ブリの大量水揚げがあった。ひみぶりフェア実行委員長の松原勝久氷見市観光協会長は「おいしいブリの季節はまだまだ続く。精一杯もてなしたい」と誘客に力を込めた。