タブレット端末で漫画を描く森屋さん=白山市の金城大

次は富山、石川舞台にギャグ 全国最高賞漫画家へ前進 八尾出身の森屋さん 

2020/03/24 02:00

 16日に金城大短大部(白山市)の美術学科を卒業した富山市八尾町出身の森屋はるさん(20)が、漫画家への第一歩を踏み出した。新人漫画家を発掘する全国コンテストで、姉と弟の和やかな日常を描いた作品が最高賞の特別大賞に輝いた。森屋さんは日々の生活で受ける刺激を創作に生かし、「富山や石川を舞台にギャグ作品を描きたい」と意欲を燃やす。

 

 森屋さんが応募したのは、ゲーム会社が年2回実施している「第35回スクウェア・エニックスマンガ大賞」。2月に東京で表彰式が行われた。

 

 受賞作「あねラブ。」は、姉のことが大好きな「シスコン(シスター・コンプレックス)」の男子高校生をコミカルに描いた。主人公の性格や特徴を魅力的に表現し、物語の展開や会話のテンポの良さが評価されたという。

 

 森屋さんは幼い頃から絵を描くことが好きで、富山西高では美術部で水彩画などに打ち込んだ。イラストを学ぼうと金城大短大部のマンガ・キャラクターコースに進んだ。教員の勧めで初めて投稿した別のコンテストでも入賞し、今回は2回目の挑戦での大賞となった。

 

 4月からは「毎日出会いがある接客の仕事を通じて刺激を受けたい」との理由から、地元の飲食店で働く予定で、創作活動との両立を目指す。現在は担当編集者と今後の執筆計画を話し合っている。

 

 ペンネームの「森屋はる」は、漫画を描くことを一番応援してくれた高校の友人に好きな漢字を聞いて考えた。森屋さんは「自分が過ごした場所をモデルに、ほっこりするような漫画を描いていきたい」と話した。