高岡鋳物で製作されたボールマーカーを紹介する大野社長=高岡市野村

武将家紋でゴルフ用マーカー 高岡の古城製作所 鋳物技術を活用

2020/04/01 01:35

 高岡市の鋳物メーカー古城製作所は、伝統の高岡鋳物の技術を活用して、ゴルフのボールマーカーを作った。大河ドラマで戦国時代をテーマにした「麒麟(きりん)がくる」が放映されていることから、戦国武将の家紋をデザインした。藩政期から続く高岡の伝統工芸をゴルフ場で発信する。

 

 マーカーは、グリーン上でボールの場所の目印として使われる。コインなどさまざまな形のものが出回っており、ゴルフ愛好者にとっては、ファッションの一部として個性を発揮しやすいグッズになっている。

 

 古城製作所が考案した「戦国武将家紋マーカー」はスズ製で、直径は3・2センチ、重さは16グラム。ゴルフ中に持ち歩いても気にならないよう軽量化を図った。

 

 歴史好きの中高年男性を主なターゲットに、加賀藩前田家の梅鉢紋をはじめ、大河ドラマの主人公の明智光秀、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、斎藤道三の家紋を採用。それぞれ金と銀の2種類を用意した。地元ゴルファーには梅鉢紋が人気で、市外からは光秀の桔梗(ききょう)紋や信長の織田木瓜(もっこう)紋の注文が多いという。

 

 古城製作所の大野政治社長が展示会に出展した家紋入りのマグネット付き鋳物に、ゴルフ雑誌が関心を持ったのがきっかけで、半年間の打ち合わせを経て製品化した。1個2千円。追加料金で名前を刻むこともできる。

 

 大野社長は「鋳物なので一つ一つに味がある。攻めのゴルフの時は信長、かぶいてみようと思う日は前田などと、武将の性格にちなんで使うと楽しいはず」と話した。