手水舎のホースで手を清める参拝者=高岡市の射水神社

柄杓使わず、手口清めて 高岡・射水神社 コロナ感染防止で手水舎にホース設置

2020/04/01 01:35

 高岡市の射水神社は31日、境内の手水舎(てみずしゃ)に高低差を利用して水を供給する「サイホン方式」のホースを設置した。新型コロナウイルス対策として神職が考案し、不特定多数の人が触る柄杓(ひしゃく)を使わずに手や口を清めることができる。花見を兼ねて神社を訪れる参拝者に、安心してお参りしてもらう。

 

 ホースは3本設置され、流水で直接、手を洗い、口をすすげる。神社の雰囲気に合わせ、ホースの周りには煤竹(すすだけ)を取り付けた。昨夏には手水舎からホースを延ばして桶(おけ)の水に浮かべる「水みくじ」を授与したことがあり、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同じ方式を採用した。

 

 現在の手水舎は2015年6月に遷座140周年記念事業として作られ、深さ70メートルからくみ上げた水質の良い地下水を用いている。

 

 射水神社によると、この時期の例年の参拝者数は1日当たり200~300人程度。今年は県外や外国からの来訪は減ったものの、地元からは変わらず訪れている。神社のある高岡古城公園には既に見頃を迎えている桜があり、花見のついでに立ち寄る家族連れも多い。

 

 射水神社では御朱印も人気となっており、新型コロナウイルス対策として、番号札を増やし、待つ人が密集しないように配慮している。神職は「新型コロナウイルスが広がっても安心してお参りできるようにしたい」と話し、ホースの設置を交流のあるほかの神社にも広めたいとしている。