ホタルイカの定置網を引く漁師=3月1日、滑川市沖

ホタルイカ漁再び活気 平年超え期待 富山湾

2020/04/18 01:23

 富山湾のホタルイカ漁が好調に推移している。富山県農林水産公社がまとめた概算値によると、3月1日の漁解禁から4月17日までの漁獲量は1400トンとなり、既に過去最少だった昨年1年間の437トンを大幅に上回った。3月下旬からはマイワシがまとまって定置網に入った影響で一時、漁獲が落ち込んだが、4月に入って再び漁獲が増え、春の港が活気づいている。

 

 県水産研究所(滑川市)によると、今年3月は780トン(昨年111・8トン)、4月は17日までに620トン(昨年4月分225・1トン)だった。

 

 3月20日ごろからは、定置網にマイワシの大群が入るようになった一方、ホタルイカの水揚げが減少。研究所の担当者によると、「理由はよく分からない」という。4月に入り、マイワシの入網は一段落したものの、滑川漁協の担当者は「まだ日によってはイワシが入ることがある」と話す。

 

 4月からは再びホタルイカの水揚げが好調に転じた。研究所は今年のホタルイカの総漁獲量について、平年の1451トンを上回る1704トンと予測している。

 

 このまま好調が続けば、予報値を上回る可能性が大きい。担当者は「漁はまだこれから。最終的に予報値を上回ってくれるよう期待したい」としている。