オレンジに色づいたイロハカエデを眺める住民=砺波市太郎丸

イロハカエデ新芽再び 砺波・五鹿屋地区 自治会が回復活動

2020/04/19 01:31

 樹齢150年を重ね、枯死が懸念されていた砺波市五鹿屋農村公園の「五鹿屋のイロハカエデ」が、地元自治振興会による樹勢回復活動で生気を取り戻し、枝から多数の新芽を出した。樹木全体がオレンジに色づき、住民が「春の紅葉」を楽しんでいる。

 

 五鹿屋のイロハカエデは高さ5メートルで、樹齢150年以上。1911(明治44)年に旧五鹿屋小創校記念で、旧五郎丸小から移植された。地域のシンボルとして住民に親しまれ、85(昭和60)年に同校が閉校された後は、五鹿屋地区自治振興会が保護してきた。

 

 老木のため約5年前から新芽が減り、自治振興会が3年前から夏場に遮光シートで覆う枯死防止対策に取り組んできた。昨年からは樹勢回復事業として、造園業者に依頼して8年計画で土壌改良を行っている。

 

 これらの活動の成果が実り、今年は4月以降、多数の芽を出し、小さい花を咲かせた。自治振興会の小幡和日出会長(68)は「種から苗木を育て、次世代に継承する活動にも取り組みたい」と意欲を示した。

 

 五鹿屋のイロハカエデは、地域の文化財産として価値あるものとして「市ふるさと文化財」に登録されている。