特殊詐欺被害防止を呼び掛けるアナウンスのCD=富山西署

巡視中にアナウンス 富山西署がCD制作 特殊詐欺の被害防止で

2020/04/19 01:31

 富山西署は、特殊詐欺被害を防ぐため、パトロール中に注意を呼び掛けるアナウンスCDを制作した。パトカーでの巡視中にCDを流して、「お金が戻ります」「キャッシュカード預かります」など不審電話の常套句(じょうとうく)を紹介する。新型コロナウイルスの感染拡大で、啓発キャンペーンも自粛せざるを得ず、密集、接触を避けた形での広報活動を考案した。

 

 「こちらは富山西警察署です。特殊詐欺に遭わないよう呼び掛けています」

 

 17日、パトカー5台が管内をパトロール中、スピーカーからアナウンスを流した。「口座が悪用されています」「配当金があります」など、詐欺に使われる具体的な手口や言葉を紹介して注意を呼び掛けた。

 

 同署は詐欺の予兆とみられる不審電話が相次いでいることから、注意喚起のためにアナウンスをすることにした。同署の柳川諭生活安全課長が発案し、アナウンス文を考えた。県警本部の女性職員が読み上げて録音し、CDを12枚作った。

 

 新型コロナの感染が広がり、人が集まってチラシや啓発グッズを配る従来のキャンペーンが実施できなくなった。「何か手はないか」と考えていた柳川課長が、接触しなくても、広範囲で広報が可能な方法を考え付いた。

 

 CDでは、県警が2003年に作った「パトロールの音」に続いて、4パターンの注意喚起文が読み上げられる。今後は年金支給日(偶数月の15日)や、犯罪抑止の日(毎月20日)などにCDを流す。柳川課長は「たくさんの人の耳に届け、注意を呼び掛けたい」と話した。