ご神体を自動車に入れる神職=高岡市の高岡関野神社

御車山、自動車で巡行 高岡で神事 来年の成功願う

2020/05/02 01:25

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産の高岡御車山(みくるまやま)祭の神事は1日、高岡市の高岡関野神社で行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となった山車の巡行の代わりに、ご神体を載せた自動車が町内を回り、出席者は静かに来年の祭りの成功を願った。

 

 境内では酒井晶正禰宜(ねぎ)(61)が祝詞を奏上し、神職が神楽「浦安の舞」を奉納した。神職はご神体を木箱に入れ、氏子総代の約50軒をおはらいして回った。酒井禰宜は「できる限りのことはやれたと思う。来年に思いをつなぐことができた」と話した。

 

 高岡御車山祭の山車の巡行は天候不良以外では、戦後初めて中止となった。御車山保存会元会長の若森征雄さん(82)は「いつもなら一生懸命引いているはずの山車がなかったのは残念。来年は元気な姿を見せたい」と話した。