女性職員の採用に向けて改修する氷見市消防本部庁舎=氷見市加納

女性ゼロ解消へ庁舎改修 氷見市消防

2020/05/12 02:03

 氷見市消防本部は今年度、「女性職員ゼロ」の解消を目指し、本部庁舎(同市加納)を改修する。専用の更衣室や浴室、仮眠室を整備し、働きやすい環境を整えた上で、来春の採用に向けて救急救命士を養成する学校などで学ぶ女性に応募を働き掛ける。

 

 氷見市によると、富山県内で女性消防職員がいないのは同市と立山町だけとなっている。市は2015年度に、消防庁から女性職員ゼロの解消を図るよう求められ、受け入れ環境づくりを検討してきた。

 

 職員試験では、過去に消防職に女性が応募したことはあるが、採用には至らなかった。

 

 氷見市に女性消防職員がいないのは、1本部1署体制で職員57人という小規模組織であることが背景にある。職員の退職に伴う採用が通例で、募集する年でも数人程度にとどまる。あくまで能力主義の選考になるため、結果的に男性だけになったのが実情という。

 

 氷見市は、来年4月から高岡市と消防事務を広域化する。庁舎を改修することで、将来的に高岡市で採用された女性職員が氷見市消防本部で勤務するケースにも対応できるようになる。

 

 氷見市消防本部の担当者は「消防は大変だが、やりがいのある仕事。全国の消防署では女性が活躍しており、ぜひ応募してほしい」と話した。