岸田木材が開発したひみ里山杉のストロー=氷見市十二町

里山杉でストロー 氷見の製材会社 環境に優しく、香りと温かみ

2020/07/31 02:01

 氷見市の製材業「岸田木材」が30日までに、地元産材のひみ里山杉のストローを作った。1本100~150円で、プラスチック製や紙製のストローと比べると高額だが、木の香りと温かみが感じられ、環境に優しい。当面は販促用グッズや営業の際の話題づくりとして使い、県産材の活用の可能性を伝える。

 

 商品企画会社クレコ・ラボ(東京)と共同開発した。ストローは長さ20センチで、0・15ミリにスライスした木を巻きあげて作った。店名や社名など文字を焼き印で入れることができ、実際の販売価格は数量によって相談に応じる。

 

 岸田木材がクレコ・ラボのクラウドファンディングプロジェクト「水と森を守る橋渡しに。全国の木材を使った木のストローを開発!」に参加。岸田木材は材料を提供し県内を中心に販売、活用を担う。

 

 ひみ里山杉はやわらかく加工しやすいのが特長とされる。岸田木材は、建材以外にもおもちゃやコースター、カーペットなども制作してきた。

 

 開発プロジェクトでは秋田や鳥取、北海道など全国8道県のスギやマツ、ヒバ、ヒノキを使ったストロー8種類ができた。クレコ・ラボの興津世禄(おきつせいろく)社長は「各地の木材産地とつながりができた。ひみ里山杉を含めて新しい商品開発に取り組んでいきたい」と話した。

 

 岸田木材の岸田真志専務は「レストランやカフェなどで、サービスのこだわりを示すツールとして使っても面白い」と話した。