第2波に備えて改修や医療機器を整備する金沢医科大氷見市民病院

氷見市民病院で第2波対策 市が対コロナ54事業 水道料減免や子育て支援

2020/08/05 01:45

 氷見市議会臨時会は4日開かれ、会期を1日と決め、新型コロナウイルス対策54事業を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案5億8855万円(累計293億565万円)など議案4件を可決した。金沢医科大氷見市民病院の感染診察室を改修するなど「第2波」に備えて医療体制充実を図る。市民生活を支援するため、水道基本料を減免するほか、子育て世帯や学生に現金を給付して応援する。

 

 コロナ対策の補正は5月、6月に続いて3回目。病院、水道の事業会計を含めた補正総額は6億9169万円で、国の地方創生臨時交付金5億5315万円を活用した。

 

 市民病院の感染診察室は発熱外来に使用しており、改修で廊下と直接出入りできるドアなどを設置する。現状は出入りする際に救急処置室を通る必要があり、感染リスクを低減する。

 

 入り口に検温アラームシステムを設置し、来院者の検温を円滑化。人工呼吸器の増設や抗原検査に必要な機器、非接触型の自動心臓マッサージシステムを整備する。

 

 市内の医療機関40カ所と障害福祉サービス23事業所、介護サービス38法人事業所に給付金を支給し、サービス提供の維持を後押しする。

 

 水道基本料の減免は8~10月の3カ月間の使用分で、一般家庭1件当たり4932円。1万7442件が対象となる。収入減は一般会計から繰り入れで穴埋めする。

 

 国の特別定額給付金の対象にならなかった新生児に10万円、経済的に困窮する大学生らに20~10万円をそれぞれ支給。高校生を抱える世帯に1~2万円の地域商品券を贈る。

 

 林正之市長は会見で9月補正でも有効な対策を検討する考えを示した。その上で「感染対策をしっかりやりながら経済回復という二兎(にと)を追っていく」と述べた。