マイ浴衣、氷見で作って 和服縫製のラポージェ 独自技術、6時間で仕立て体験

2020/10/07 01:27

 氷見市の和服縫製業ラポージェは、オリジナルの「マイ浴衣」を1日で作成する体験の受け入れを始めた。独自技術を活用し、約6時間で自分の好み、寸法に合わせた製品を仕立てられ、社員が付ききりで教え、初心者でも簡単にできる。新しい観光資源として滞在時間の増加に一役買う。

 

 同社によると、浴衣作りは発注から縫製の工程を経るため、できあがるまで数日から数カ月かかる。同社は和装専用ミシンを使うなど独自技術で縫製工程を簡略化し、製造時間の短縮を実現した。

 

 通常は、注文から出荷までに2~3日かかるが、観光客に工場に直接来てもらえば、1日で手渡すこともできる。

 

 浴衣作りでは布を選び、寸法を測った後、布の裁断、袖・襟(えり)縫い、背縫い、袖・襟付けなどの工程を体験する。浴衣産地の静岡県浜松市の商社や中高校の協力を得て、全国的に知られる「浜松注染」のオリジナル反物を用意した。

 

 午前10時~午後5時の1日コースと、午後1時~4時・翌日午前9時~正午の2日にまたがるコースを設けた。反物の種類や持ち込みの有無で3プランあり、価格は1万2千円、1万5千円、2万8千円(税込み)となる。

 

 新型コロナウイルスの影響で氷見市内の観光客は減少し、着物の需要も落ち込んだ。白石小百合社長は「自分で作った浴衣で氷見の街の散策を楽しんでほしい」と話した。