大勢の利用者でにぎわう新砺波図書館=砺波市幸町

砺波の文化交流拠点に 新図書館オープン

2020/11/02 01:36

 砺波市が同市幸町の国道156号沿いに新築移転した砺波図書館が1日、開館した。県内の図書館では初めて仕切りのないワンルーム構造を採用し、旧図書館の2倍の広さを持つ空間に蔵書26万5千冊が並ぶ斬新な施設に、初日から大勢の市民が詰め掛け、関係者は市中心部の文化交流拠点への手応えをつかんだ。

 

 開館式には県や市、地元の関係者約120人が出席した。夏野修市長は「周辺のチューリップ公園やチューリップ四季彩館、美術館、文化会館などと連携して新たな魅力を発信し、もう一つ上の砺波を目指す」とあいさつした。橘慶一郎衆院議員、米原蕃県議、山本善郎市議会議長が祝辞を述べた。富大1年の魚陽(うおはる)菜(な)さん(18)が「パソコンを使える学習席もあり、レポート作成時に利用したい」とメッセージを読み上げた。

 

 午後1時から一般利用が始まり、開館前から約150人が列を作った。児童書エリアではボランティア「城端線もりあげ隊」が列車のペーパークラフトを配った。三男と工作を楽しんだ大橋佳苗さん(36)=砺波市柳瀬=は「ゆっくりとくつろげる。息子のために絵本を読んであげたい」と話した。部活動の帰りに訪れた砺波高2年の林篤志さん(17)は「とてもいい環境で集中して勉強ができる」と喜んだ。

 

 エントランスホールで、フルート奏者杉原夏海さん(射水市)とピアノ奏者平尾有衣さん(千葉県船橋市)の記念公演も開かれた。

 

 砺波図書館は鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)2階建て、延べ床面積は3342平方メートル。地中熱を利用した空調システムも導入した。総事業費は約24億円。開館時間は平日は午前10~午後7時、土日祝日は午前10~午後5時半。月曜と第4木曜は休館日となる。