高峰博士の胸像前で営まれた生誕祭=高岡市御馬出町

高峰博士の功績、より広く 高岡で生誕祭

2020/11/04 00:58

 高岡生まれで金沢育ちの世界的化学者、高峰譲吉博士の生誕祭は3日、高岡市御馬出町の高峰公園で行われた。博士が米ニューヨーク郊外に設けた別荘「松(しょう)楓(ふう)殿(でん)」が3月に高岡商工ビルで再現され、巡回企画展も好評なことを受け、関係者は医学、薬学の発展や国際親善に尽くした偉人の功績を一層広めることを誓った。

 

 顕彰会の塩谷雄一会長が松楓殿を飾った工芸品、調度品が高岡市内での展示に続き、金沢ふるさと偉人館でも公開されていることに触れ、「博士の輝かしい功績をより広く知ってもらえるよう取り組む」とあいさつした。

 

 参列者が博士の胸像前で献花し、像の後ろに刻まれたノーベル物理学賞受賞者、湯川秀樹氏の撰文(せんぶん)が読み上げられた。高岡出身の作曲家室崎琴月が作った「高峰博士を讃える歌」が川原小児童による事前録音で流された。

 

 今年度の高峰科学賞の授賞式も行われ、尾間心泉さん(能町小4年)、畠山悠生君(平米小5年)、有元瑞希さん(古府小5年)、坂東諒柾君(千鳥丘小6年)、芳野中科学部が表彰された。選考委員長の松山友之富山国際大准教授が講評した。

 

 橘慶一郎衆院議員、高橋正樹市長、金森一郎市議会議長が祝辞を贈り、坂東君が「興味や疑問を大切にし、世の中の発展につながるよう学んでいきたい」と喜びの言葉を述べた。