一層の飛躍を胸に筆を執る畠山さん=小矢部市西中野

大賞の畠山さん「努力報われた」 県学生競書展、南砺で6日開幕

2020/11/05 01:29

 第45回富山県学生競書展(若竹書道会、富山新聞社主催)の個人部門大賞に選ばれた高岡龍谷高3年の畠山美桜さん(18)=小矢部市西中野=は「1年間の努力が報われて良かった。大学に行っても書道教室に通い続けたい」と、競書展に出品できる最後の年での受賞を喜んだ。受賞作はバランスが良く、伸び伸びとした筆致に仕上がったと振り返り、一層の飛躍を期した。同展は6~8日、南砺市福野文化創造センターで開かれる。

 

 受賞作の古典臨書「厥(けつ)福(ふく)永享(えいきょう)」は、中国・漢時代の「礼器碑(らいきのひ)」から4文字を選んだ。審査員からは「力みがなく自然体で表現している。隷書の特長をうまく表現した作品に仕上がっている」と評価された。

 

 小学校4年生のころ、祖父の啓新さん(73)と一緒に県学生競書展を訪れたのが書道と出合う契機となった。もともと字に自信がなかったが、会場で作品を鑑賞し、「自分もきれいな字を書いてみたい」と思い立ち、自宅近くの書道教室に通い始めた。

 

 独特な筆の入り方をする隷書が好きで、自分の名前の「桜」の字も気に入っている。最近、中学生のころに書道教室で作っていた篆刻に再び挑戦したくなったという。

 

 高校では生徒会で活躍し、大学受験も控えているものの、毎週土曜の教室には時間をやりくりして通っている。畠山さんは「今後も、伸び伸びとした上手な字を書きたい」と語った。