絵解きを行う市川さん=南砺市城端の真覚寺

親鸞聖人の教え「絵解き」 城端の真覚寺

2020/11/06 00:53

 南砺市城端の真宗大谷派真覚寺(しんかくじ)で5日、報恩講が営まれた。宗祖・親鸞聖人の教えを分かりやすく絵を使って説明する「絵解き」が行われ、門徒らが遺徳をしのび、念仏を通じて生まれる信心に理解を深めた。

 

 親鸞聖人の生涯を記した御伝鈔(ごでんしょう)の拝読、法話と合わせて行うことで、教えを一層深く伝える趣向とした。親鸞聖人の生涯を記した4幅の絵巻物を前に、石黒有(あり)恒(つね)住職の弟で光圓寺(砺波市)住職の市川峻(しゅん)さんが絵解きを行った。

 

 市川さんは、信心と念仏を唱える行(ぎょう)のどちらが大切かを問いかけた「信行両(しんぎょうりょう)座(ざ)」について解説した上で「報恩講は仏縁を結んでくれた親鸞聖人に感謝を込めて行う『スペシャルデー』とも言える」と述べた。

 

 小矢部市・乗永寺の松永克人さんが御伝鈔の「信行両座」の場面を拝読し、南砺市・教願寺の釜田哲男住職も「信行両座」をテーマに法話を行った。石黒住職は「報恩講の意義を広く伝え、念仏について深く掘り下げる契機となって良かった」と話した。