多くの人に見送られて退庁する石井知事=6日午後4時35分、富山県庁前

石井知事、笑顔で別れ 最後の登庁、700人以上見送る 「県民に心から感謝」

2020/11/07 01:40

 10月25日投開票の知事選で落選し、8日に4期目の任期を終えて退任する石井隆一知事(74)は6日、最後の登庁日を迎えた。記者会見では「県民に心から感謝申し上げたい」と述べ、16年間勤務した県庁を後にした。県庁前では700人以上の職員や県民に見送られ、笑顔で別れを告げた。

 

 県庁正面玄関に退庁する石井知事が姿を見せると、大きな拍手が送られた。職員から花束を受け取り、数学者の志保子夫人とともに約20分にわたって職員らと握手やグータッチを繰り返した。何度も「ありがとう」「お疲れさま」と声を掛けられ、車に乗り込んだ後も拍手は鳴りやまず、最後まで手を振って応えた。

 

 石井知事はこの日、新型コロナウイルス対策の会合に参加後、県議事堂で退任あいさつに臨み、幹部職員ら約70人に「『信なくば立たず』。公平無私の県であってほしい」と期待を寄せた。山崎康至副知事が感謝の言葉を述べた。

 

 5選を目指した知事選は半世紀ぶりの保守分裂選となり、激しい選挙戦を繰り広げたが及ばなかった。8日に最後の公務に臨む。新知事の新田八朗氏(62)は9日に就任する。