別院を観光資源として生かす写仏・写経体験=南砺市の井波別院瑞泉寺

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真宗2別院で仏教体験を 南砺市観光協会が旅行商品

2021/01/14 01:03

 南砺市観光協会は13日、井波別院瑞泉寺で、新たな独自の旅行商品として「写仏・写経体験」を始めた。17日からは城端別院善徳寺でも「腕輪念珠づくり体験」を開始する予定で、真宗大谷派の市内2別院を、荘厳で静謐(せいひつ)なたたずまいを生かした体験観光の場に活用する初の取り組みとなる。いずれも今後、定期的に参加者を募っていく。

 

 市観光協会は写仏・写経の体験用に、和讃(わさん)「皇太子聖徳奉讃」の文言と、聖徳太子の二歳像の絵を薄く印刷したA3判の和紙を制作した。和紙には、皇太子聖徳奉讃11首と、2種類の絵を組み合わせた22種類がある。参加者は好きな種類を選び、薄い文字や線を筆でなぞる。

 

 初日は特別に常本哲生輪番が講師を務め、虎の間に聖徳太子の絵伝1幅を掲げ、参加者に瑞泉寺との関わりなどを説明した。富山市から夫と参加した会社員の60代女性は「仕事の忙しさやコロナで落ち着くことがないが、無心になって集中できた」と話した。

 

 常本輪番は2月22日に聖徳太子の1400回忌、7月に恒例の「太子伝会(え)」を控える中で「あぐらをかいて参拝者を待つのではない取り組みができ、ありがたい」と市観光協会の取り組みを歓迎した。

 

 瑞泉寺の写仏・写経体験は3月まで毎月13、24、28日の各日と日曜の午後1時半から行われ、参加費は4600円(税込)。善徳寺の腕輪念珠づくり体験は3月まで土日の午前10時からと午後3時から実施され、参加費は6千円(同)となる。

 

 2月末まで県の県民向け割引キャンペーン「『ドコイコ?』とやま旅。」の対象となり、それぞれ昼食付きで参加費は4千円、4250円(いずれも税込)となる。問い合わせは市観光協会=0763(62)1201=まで。