サヨナラ打を放ち、二岡監督と抱き合う東(右から4人目)=高岡西部総合公園野球場

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二岡サンダバ、初陣サヨナラ勝ち BCリーグ

2019/04/07 02:17

 ルートインBCリーグ・富山GRNサンダーバーズは6日、高岡西部総合公園野球場で前期開幕戦を迎え、信濃グランセローズに延長十回の激闘の末、4―3でサヨナラ勝ちし、二岡智宏新監督の初陣を白星で飾った。今季新加入の東良暁が左翼越えの適時打で勝負を決め、令和初代王者に向けて好スタートを切った。

 

 元巨人の乾真大と元DeNA福地元春のNPB(日本野球機構)出身投手対決で幕を開けた。

 

 富山は一回、四球と失策から東が適時打を放ち、ヒット1本で幸先よく先制した。三回には榎本葵の三塁打、七回にはロイ鈴木の本塁打で差を広げた。

 

 投げては2年連続で開幕投手を任された乾が六回1失点で試合をつくった。七回からは山本雅士、菅谷潤哉、ジャレット・ブラウンの今季の勝ち継投で逃げ切りをはかったが、九回のブラウンが2点を守り切れず、延長戦に突入した。

 

 十回、走者三塁から二度の申告敬遠で満塁となった場面で東が六球目を捉え、試合を決めた。

 

 オープン戦に続き、一塁コーチスボックスで選手に指示を送った二岡監督は開口一番「疲れました」と話し「引き分けでなく勝ち切れてよかった」と笑顔を見せた。

 

 次戦は7日、金沢市民野球場で石川ミリオンスターズと対戦する。

 

 東に始まり、東に終わった開幕ゲームだった。東は「持ってるな」と頬が緩んだ。

 

 延長十回、一死三塁から二者連続で申告敬遠され、チームから勝利の一打を託された。四回に自身の失策で失点し、決める覚悟は十分だった。フルカウントから直球をはじき返し、試合が終わると二岡監督と抱き合った。「今まで勝負強い打者じゃなかったので最高の気分です」と笑顔を見せた。

 

 今季、「26歳定年制」のBCリーグに25歳で社会人チームから門をたたいた。東は「NPBに行くラストチャンス」と原動力を語る。「ここ(BC)で目立っていかないと上には行けない。完全優勝してNPBに入る」。2つの夢へ新戦力が突き進む。