特別展で初公開される前田利長の書状=高岡市立博物館

おでかけニュース

利長、築城指示の書状 高岡市立博物館、27日から初公開

2019/07/25 02:12

 高岡市立博物館は24日までに、加賀藩2代藩主で高岡開町の祖・前田利長が築城に関する指示をした書状を確認した。書状は家臣の五兵衛に宛てたとされ、利長の家臣に対する配慮がうかがえる。市立博物館で27日から始まる特別展で初公開する。

 

 同博物館の仁ケ竹亮介副主幹学芸員によると、城の二ノ丸の工事を指示する文言の前に「天守にある木は足代(足場)には太くはないか」との趣旨の記述があり、利長が指示の前にワンクッション置くことで家臣への気遣いを込めていたことが伝わってくるという。

 

 書状は神奈川県の男性が昨年オークションで入手した。年月日は不明で、富山城か高岡城に関する書状とみられる。

 

 特別展「高岡開町410年記念 前田利長書状展」ではこの書状を含め、史料38点を10月14日まで展示する。

 

 初日の27日は富山市郷土博物館の萩原大輔主任学芸員、8月31日は金沢学院大の見瀬和雄名誉教授、9月28日は石川県金沢城調査研究所所員の大西泰正さんが講演し、8月3日、9月7日、10月5日は仁ケ竹副主幹学芸員が展示解説する。