1隻で箱半分ほどしか水揚げされなかったホタルイカ=滑川漁港

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ホタルイカわずか1.5キロ 漁解禁初日の滑川漁港

2019/03/02 02:29

 富山湾の春の風物詩、ホタルイカ漁が1日、滑川市沖などで解禁された。滑川漁港の初日の水揚げは、過去10年で最も少なかった昨年の6キロを大きく下回る1・5キロとなった。富山県水産研究所は2月中旬までの漁獲調査を基に、総漁獲量は平年の7割にとどまると予想する。不漁が心配される中、昨年に続く2隻運航の「ほたるいか海上観光」の予約は上々の滑り出しで、観光関係者は期待を高めた。

 

 滑川春網定置漁業組合の水橋一仁副組合長(57)は2年連続となる解禁日の不漁に「自然相手なので何とも言えないが、漁はまだ始まったばかり。今後の豊漁に期待し、たくさんの人に味わってもらいたい」と話した。

 

 滑川漁港では1日午前4時ごろから、滑川春網定置漁業組合の6隻が沖合1~2キロの漁場に向かって定置網を起こし、午前5時ごろから順次港に戻った。

 

 漁師が定置網を引き上げると、マイカや雑魚に混じってホタルイカが放つ青白い光がぽつぽつと海面に浮かび上がった。漁獲量が少なく、1キロ当たり2万700円の高値で取引された。

 

 一方、21日から始まるほたるいか海上観光の予約は好調となっている。

 

 今年からホタルイカ漁の最盛期となる3月下旬から4月上旬の乗船率向上を見込み、市内の宿泊施設利用者を対象に1月14日からホームページでの先行予約を始めた。

 

 予約を受け付ける滑川市の第3セクター「ウェーブ滑川」によると、先行予約の時点から順調に予約が入っている。小林昌樹常務(51)は今年も2隻態勢を継続するとし、「初日が少なかっただけでツアーへの影響はさほどない。ぜひ多くの人に参加してもらいたい」と話した。