営業運転を再開した黒部峡谷鉄道のトロッコ電車=黒部市の宇奈月駅付近

撮れたてニュース

黒部峡谷に鉄路の響き トロッコ電車、運転再開

2019/04/21 01:52

 昨年12月から冬季運休していた黒部峡谷鉄道(黒部市)は20日、宇奈月―笹平間(7キロ)でトロッコ電車の営業運転を再開した。アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のライブ開催に合わせ、ももクロのヘッドマークを冠した機関車が北アルプスの黒部川沿いを走り、ファンら観光客が残雪と新緑の峡谷美に見入った。

 

 特別ヘッドマーク付きのトロッコ電車は7月末まで運行する。4人のメンバー直筆の記念スタンプを特製の台紙に押して各駅を巡るスタンプラリーも11月末まで楽しめる。

 

 欅平まで20・1キロの全線開通は29日に予定されている。昨季の乗降客数は67万1千人で、黒部峡谷鉄道は今季、71万人を目標に掲げている。

 

 海外からの観光客増加を受け、黒部峡谷鉄道はスマートフォンやタブレットを活用し、外国語で文章の表示と読み上げが可能になる新パンフレットを作成した。日本視覚障がい情報普及支援協会が特許を持つ技術「音声コード ユニボイス」を生かした取り組みで、同社によると、東京五輪・パラリンピックのパンフレットに採用されているが、北陸では初めてとなる。

 

 パンフレットは英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、タイ語の4言語5表記に対応し、駅周辺の見どころを紹介する。黒部峡谷鉄道は今後、駅の表示や解説パネルにも導入を予定している。